近所を散歩するだけなのに、カメラを3台持って出た。PENTAX K-1 Mark IIにFA43mm Limited、K-3 Mark III MonochromeにFA31mm Limited、それからSIGMA DP2 Merrill。どう考えても多いのだけれど、こういう日は結局、どれも持っていきたくなる。
娘が「歩いて行きたい」と言うので、電車に乗って東京駅の方へ出かける案はやめた。初台から参宮橋を抜けて、代々木公園まで。大人には見慣れた道でも、娘と歩くと立ち止まる場所がずいぶん違う。


途中の歩道橋も、娘にとってはちょっとした冒険らしい。上ったり、立ち止まったり。こちらはその後ろをカメラを持ってついていく。

公園が近づくにつれて、木々の色が少しずつ変わってきた。葉に光が透けると、つい足を止めてしまう。こんなものにいちいち感心するようになったのは、もうおじいちゃんに近づいているということだろうか。

娘と、枝と、公園の地面
公園ではドッグランを少し眺めてから、木々の間へ。犬や猫が嫌いというわけではない。ただ、飼い主同士のコミュニティに入っていく感じがどうにも苦手で、あの場では娘より自分の方が落ち着かない気がする。


娘は落ちている枝を見つけると、地面をつついたり、何かを書いたりしている。何をしているのか、こちらにはよく分からない。でも本人は真剣で、その様子を見ている時間が結構好きだ。

43mmは、このくらいの距離が心地いい。娘だけを大きく写すのではなく、周りの木や地面、そのときの光も一緒に入る。35mmあたりだと周囲をもう少し整理したくなるけれど、43mmは自分の目に近い感覚で構えられる気がする。
K-3 Mark III Monochromeの光学ファインダーを覗く時間も楽しい。色がなくなると、枝の形や服に当たる光、ちょっとした仕草が前に出てくる。

最近はカメラを向けるとポーズを取るようにもなった。それはそれでかわいいのだけれど、撮りたいのはポーズそのものより、何かを見つけて夢中になっている時間の方だったりする。77mmのような中望遠で人物をきれいに抜く写真より、今はそんな写真を残したい。


DP2 Merrillは持ってきても出番がないかもしれないと思っていたのに、結局こちらでもしっかり撮っている。木々の色や地面の細かな表情を見ていると、やっぱり持ってきてよかったと思う。こういうことを繰り返すから、荷物が減らない。
クレープと、長いポテト
歩き疲れたところでクレープを買った。人の多いベンチで娘と並んで食べる。43mmだと、隣に座った娘を撮るには少し狭い。普段は使いやすいと思っている画角も、こういうときは思い通りにならない。

一緒に買った長いポテトが、思いのほかおいしかった。娘は隣に座っていた年配の方とも自然に話し始める。こういうところは本当にすごい。自分なら知らない人との会話は、ちょっとした仕事のように感じてしまうのに。

新宿で、ようやく休憩
原宿から電車で新宿へ移動して、妻との待ち合わせ。さすがに娘も疲れたようで、サザンテラスのベンチですっかり眠ってしまった。新宿高島屋の方から反射してくる光が、ちょうどいい具合に当たっていた。


その隣で、今日持ってきたカメラを3台並べてみた。大きさも形も違うけれど、どれも眺めていて飽きない。娘はぐっすり寝ているし、自分は機材を並べて喜んでいる。

うん、良い良い。こうして写真を見返すと、やっぱり次も1台には絞れない気がする。
今回使ったカメラとレンズ
この日の写真は、PENTAX K-1 Mark IIと43mm Limited、PENTAX K-3 Mark III Monochromeと31mm Limited、SIGMA DP2 Merrillで撮影しました。公園の写真はカラーとモノクロを交互に載せています。写真の下に、それぞれ使用した機材を記載しています。
※以下にはアフィリエイトリンクが含まれます。実際の撮影に使った機材と、リンク先の現行モデルが異なる場合は、その旨を記載しています。
PENTAX K-1 Mark II
PENTAX K-3 Mark III Monochrome
SIGMA DP2 Merrill
43mm Limited
今回使用したHD PENTAX-FA 43mm F1.9 Limitedのリンクです。
31mm Limited
今回使用したPENTAX-FA 31mm F1.8 Limited(旧FA版)に対し、下のリンクは現行のHD PENTAX-FA 31mm F1.8 Limitedです。
以前、一眼レフの光学ファインダーについて書いた記事もあります。
